Chromeの調査モード(Xpath取得用の拡張機能)について、
Chrome バージョン 142 以降では、Chrome側のセキュリティ仕様変更により挙動が変更されています。
その影響で、起動時に以下引数を指定しても、調査モード拡張機能が自動で有効にならない事象が確認されています。
--disable-blink-features=AutomationControlled
回避方法
Chrome上で調査モード拡張機能を使用したい場合は、
拡張機能を手動で追加することで利用可能です。
【Chromeに調査モード拡張機能を追加する手順】
①調査モード用ファイルを別フォルダへコピーする
以下のファイルを、任意のフォルダへコピーしてください。
例:C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Programs\Ojidosan\rpa\Ojidosan.exe
↓
C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Chrome\rpa-inspect-mode.crx
②拡張子を「.crx」から「.zip」に変更する
rpa-inspect-mode.crx
↓
rpa-inspect-mode.zip
③zipファイルを展開する
zipファイルを右クリック
「すべて展開」を選択
例:C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Chrome\rpa-inspect-mode
④Chromeを手動で起動し、拡張機能を読み込む
Chromeを手動で起動します
右上メニュー →「拡張機能」→「拡張機能を管理」を選択
「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリック
③で展開したフォルダを選択してください
正常に追加されると、「おじどうさん調査モード 1.2」などの拡張機能が表示され、
URLバー右側の拡張機能アイコンから利用できるようになります。
運用例(おすすめ)
xPathの取得:手動起動した通常のChrome+調査モード拡張機能
シナリオ実行:おじどうさんから起動したChrome
このように使い分けることで、引数指定やセキュリティ制限の影響を受けずに運用可能です。
補足
本仕様はChrome側の変更によるものであり、おじどうさんの不具合ではありません。
今後のChromeアップデートにより挙動が変更される可能性があります。
ご不明な点がございましたら、サポートまでお気軽にお問い合わせください。