おじどうさんで作成したシナリオの処理速度を改善したい場合、いくつかの設定や工夫によって実行時間を短縮することが可能です。
本記事では、シナリオ高速化のための具体的な見直しポイントをご紹介します。
方法①:コマンド間の待機時間を短縮する
コマンド間の待機時間とは
おじどうさんでは、各コマンドの実行後に自動的に「待機時間」が入ります。初期設定では0.5秒に設定されています。
全体の待機時間を変更する方法
- おじどうさんのTOP画面右上の「メニュー」から「一般設定」を選択します。
- 「コマンド間の待機時間」の項目を確認し、必要に応じて短く設定します。
※設定可能な最短値は「0秒」です。
⚠ 注意事項
待機時間を短くしすぎると、画面の表示や処理が間に合わず、エラーが発生する可能性があります。
一部の区間だけ待機時間を変更する方法
「コマンド間待機時間を変更」コマンドを使用すると、差し込んだ位置から後のコマンドに対してのみ、待機時間を個別に設定できます。
方法②:処理構成の最適化でスピードアップ
以下の工夫も、処理の高速化に効果があります:
- 画像認識の範囲を限定する
・画面全体ではなく、対象の存在する領域だけを指定することで検索処理が早くなります。 - 文字入力は「キーボード入力(貼り付け)」を使う
・通常のキー入力よりも高速に文字を入力できるため、入力時間の短縮につながります。 - シナリオの構成を見直す
・同じ処理が繰り返されている箇所をループ処理に置き換える
・不要なコマンドを削除する
・条件分岐や例外処理の順番を見直す
これらの工夫により、シナリオ全体の動作時間を効果的に短縮できます。
補足
- 速度を優先しすぎると、安定性や成功率が低下する場合があります。
- 環境や対象システムに応じて、最適な待機時間や構成を調整してください。